Project No.3(2000年12月27日公開)

JZX71の外装を復活させろ!」
〜事故からの奇跡の復活〜

 その日私は、過ちをおかしました・・・
すでに雪の降る季節でしたが、路面などに積もったのは私が住む地域ではこの冬、初でした。
私は雪は幼少のころから嫌いではないので、この冬初めての雪景色を楽しむのも良いかと、普段の休日の私では滅多に起きない時間に起きて、外へおもむきました。
初めて積もった雪ですから、まだJZX71のタイヤも夏タイヤのまま、それもこの夏で終わりのタイヤだったのでほぼ丸坊主でした。
 その日ちょっとした用事を済ますため、自宅から10kmほど離れた親戚宅へJZX71を走らせることにしました。
すでに、早朝ではありませんので雪はすぐに解けて、わだちには白い部分はありませんでしたから、さほど危険は感じていませんでした。
親戚宅へは最近舗装が開通したばかりの裏道をいつも利用していましたので、その日も当然のようにその道を選びましたが、車通りが少ないにもかかわらず、わだちはすでにウェットになっておりほぼ夏場と変わらないくらいのペースで走行していました。
 わだち部分に雪がないのを確認しながら下りの緩い左コーナーを走り、次の登りの右コーナーへ侵入した直後それは起こりました。
ちょうどそのコーナーは両側が山になっており、日陰にあたる場所でしたがその日の空は完全に雲に覆われていて日陰を目視で確認できる状況ではありませんでした。コーナー侵入直後雪のない部分が狭まりました。
まずいことは一目瞭然でしたが、まだタイヤ一本分ほど黒い部分が残っていたのが最後の望みでした、しかしアスファルトが黒く見えるからといって雪が完全にないわけではなく当然のごとくJZX71は極度のアンダーステアを誘発し、外側の側溝へと一直線に向かっていきました。
 斜めに側溝の土手を降りたJZX71の勢いは止まらず、一度左フロントを地面に打ちながら更に左側の土手沿いに右へ進路変更、数メートル先で左側土手が少し右に張り出している部分に左フロントを強打して、その部分を乗り越えたところで止まりました。
 おそらく側溝の中を15メートル以上は走行したと思われ、ちょうど山側の土手と道路側の土手が狭まる場所に停止したJZX71のドアは左リヤが成人男子がやっと出られるくらいしかあかない状況でした、その時点でわかった損傷状況がバンパー及びリップスポイラーと左フロントフェンダーの破損、左フロントホイルのリム変形及びやや引っ張り気味だったタイヤがリムから脱落、右タイヤもリムから脱落、さらに右リヤホイルの軽度のリム変形でした。
 かなりの勢いで足回りを強打しているので、サスアームの変形が懸念されましたがステアリングセンターに狂いがでたくらいでした。
 さて、ここで本来なら自らの手で修理に入るのが正しい展開でしょうが、さすがにJZX71を適当に直すわけにはいかず、だからといって修理費用の捻出も容易ではありませんでした。パーツが見つからなければ最悪はセカンドカーとして保管しておいたGTツインターボをドナーにするこ 
とも考えていたとき、救いの手がさしのべられました。
 先に書いた親戚宅は父の実家で、農家を営んでおり私が幼い頃からなにかとお世話になっていました。
そこの叔母が、私も知っている知り合いの整備工場で安く直して、費用も出世払いとして叔父が負担してくれると申しでてくれました、しかし私は出世する予定もしたいという願望もないですしそこまで甘えるわけにもいきませんので、毎月少しずつでも支払っていこうと思います、残りの利子は労力で支払う予定です。
 かくしてJZX71は貴重な4穴5本スポークのアル 
ミを失ったのと若干の小傷を残しただけで無事復活することができました。
 しかし、私は事故を起こした悔しさを抱えたままではいられませんでした。
 次号、「Project No.4 JZX71にHIDを装着しろ!」乞う、ご期待!



◆アルミふにゃふにゃ(T_T)

◆状況説明のための画像(^^;
※写真をクリックすると、拡大写 真が表示されます。

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